News 2023.12.25
第19回日本カテキン学会年次学術大会が12月9日にウェブ開催され、大学院栄養学研究科の井関菜月さん(修士課程1年次生)が「茶ポリフェノールによる脂っこさのリセット作用の科学的検証(2)」の発表で研究奨励賞を受賞しました。受賞研究は石井剛志准教授(食品機能学研究室)が大塚食品株式会社と共同で進めている渋味飲料に関するフードペアリングの科学的検証の一環として行われており、第17回大会にて同演題名にて発表した研究の続報です。
井関さんは渋味飲料による口腔内リセット作用(口腔内に残る脂っこさを緩和してサッパリさせる効果や過剰な風味を緩和してスッキリさせる効果)について、口腔内を模倣した実験系により検証を進めています。今回の発表では、口に残る食事由来の脂っこさが緑茶や紅茶などの茶系飲料を後から摂取することで緩和するとの仮説に基づいて、分子レベルでの検証を行い、茶に含まれる渋味を呈するカテキン類やテアフラビン類が口腔表目に付着した油脂を洗い取る「界面活性剤様」の作用を備えていることを見出しました。
本研究テーマにおける受賞は、第35回茶学術研究会(2020年3月)、日本食品科学工学会第68回大会(2021年8月) 、日本農芸化学会2021年度三支部合同大会(2021年9月)、第17回日本カテキン学会年次学術大会(2021年12月)に続き、5度目となります。
賞状を手にする井関さん
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