栄養学部と六甲バターがコラボしてチーズを使った「マラソンレシピ」を考案しました

Report 2021.10.05

自作のレシピを発表する学生ら

「Q・B・Bチーズ」ブランドで知られる地元企業の「六甲バター株式会社」とコラボして栄養学部3年次生がマラソンランナーに適したチーズ料理のレシピを考案し、「マラソンレシピブック」として完成させました。マスコミ関係者らを招いて有瀬キャンパスで9月26日お披露目会を開きました。

■ランナーの栄養補給に最適な料理とスイーツ
今回で7年目の同社との連携事業です。新型コロナウイルス感染症拡大が止まらず、今年も第10回神戸マラソンの開催が中止になったのをはじめ、各地の市民マラソン大会が中止・延期となっています。しかし、大会再開に備えて練習に励んでいるランナーの栄養源として、Q・B・Bチーズを使った料理やスイーツのレシピ8点を考えました。チーズには良質なたんぱく質、鉄分、カルシウムなどが含まれ、手軽に栄養補給ができます。日常的な健康維持のサポートにも効果が期待できます。

■佐藤学長と塚本社長も太鼓判
佐藤雅美学長が、「六甲バターさんと連携した取り組みは2005年から続いています。疲れにくい身体を作るなど、今回もランナーのニーズに寄り添ったレシピに工夫されています。(マラソン大会が開催されなくても)自宅周辺を散歩の途中によくランナーと出会います。このレシピの料理をすべて食べたら、長生きもできそうです」と、ジョークを交えてあいさつしました。
本学経済学部卒業生でもある「六甲バター」の塚本浩康社長もあいさつし、「(マラソン大会は中止・延期が続いていますが)ランナーのことを考えてくれている人がいるというだけで心強いことです。ランナーを応援する機会が減った今、ランナーを応援することには社会的意義があります」と述べ、学生一人一人を表彰しました。

3年次生95人のレシピを絞り込む
この後、そろいの黄色のユニフォーム姿の学生が整列し、自作の料理やスイーツのレシピについて説明しました。指導にあたった南久則教授は「3年次生95人が2点ずつレシピを考え、1次、2次審査を経て、名称や見栄え、栄養素の補足など修正を加えながら完成させました」と経緯を説明しました。
最後に山下勉栄養学部長が閉会のあいさつで、「この取り組みは学部が力を入れている実践教育の良い例です。初回からレシピもたまってきましたので、出版を考えています」と述べました。今回のレシピは11月中旬ごろに六甲バターのホームページなどに掲載されます。

■チーズを使った意外性に注目
8点のレシピと考案した学生は次の通りです。
▽手軽に栄養チャージ! 2種の韓国風チーズキンパ(安本いずみさん)▽一口でパクっと! チンゲン菜巻きプチおにぎり(真鍋友夏さん)▽鉄・カルシウムたっぷり! チーポタの冷製パスタ(河合紀咲さん)▽さっぱり食べられる豚のチーズ巻き(地白菜花さん)▽たんぱくもりもりピリ辛チーズ豆乳鍋(道行汐奈さん)▽疲労回復、食欲全開さっぱりマリネ(阪根菜月さん)▽メキシコを味わおう! 野菜山もりタコースト(フェビリア ミレニア プトリさん)▽手軽に食べられるにんじんマフィン(圓尾千尋さん)

過去の「マラソンレシピ」は、六甲バターのホームページに掲載されています。こちら

  • 佐藤学長挨拶

  • 最後に皆で記念撮影