News 2021.10.05
9月25日、26日の2日間で、現代社会学部社会防災学科等に所属する女子学生で結成した防災女子と栄養学部生3人が、栄養学部の伊藤智助教監修の下、「地域×防災女子 防災力アッププロジェクト『おうちで!親子防災料理教室』」を神戸市中央区役所と共催して実施しました。中央区内にはふれあいまちづくり協議会が15か所あり、今年は港島地区(25日)、下山手地区(26日)の住民を対象に開催。この取り組みは、災害時の家庭での食糧備蓄の啓発とともに、子育て世代の地域防災事業への参加促進を図り、地域防災組織やその仕組みを知ってもらい、南海トラフ巨大地震等に備え地域防災力の向上をはかることを目的に2017年よりスタートしました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえて、初のオンライン開催となりました。
イベントの司会は防災女子が務めました。プログラム1では、「地域防災の取組」について、地域の防災福祉コミュニティの代表者が、自分が居住する地域の備蓄や防災対応について話しました。プログラム2では、伊藤助教が災害時の備蓄の重要さや、レシピを考案する際の留意点などについて説明。三色食品群を使って、家庭にある食料の調査を行ってもらい、どのような栄養素が多く、また不足しているかを可視化しました。プログラム3では、栄養学部生によるポリ袋調理を活用した「さばみそ煮と昆布の炊き込みご飯」「白菜のさっぱり煮」「蒸しパン」の実演を行いました。また、防災女子と栄養学部生が参加者とzoomのブレイクアウトルーム機能を使って、ローリングストック食材(協力:イオン株式会社 提供)と自宅にある食材を活用したレシピの考案と調理をしました。プログラム4では、自分たちで考えたレシピの発表、投票を行いました。 各グループで参加者と学生が話し合いながら、『ご飯にあうおかず1品』を考えました。そして、調理器具は災害時を想定して限られたものを、衛生面を意識しながら調理をスタートしました。完成したら、紙皿にきれいに盛り付けた料理をカメラに写しながら、自分たちが考えたレシピのポイントを発表し、投票をして、最優秀レシピ賞を決定しました。 司会を担当した佐藤菜都さん(現代社会学部社会防災学科4年次生)は、「オンラインという形でしたが開催することができてよかったです。今回の活動で、防災は楽しみながらできるということに気づいてもらえたと思います。」とコメント。 ワークショップを通して、災害時における食の問題への気づきとともに、どのような工夫が必要となるのかを体験しました。
伊藤助教による講義
栄養学部生による実演
参加者との集合写真・みなとじま
伊藤助教と参加した学生スタッフ
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神戸学院大学栄養学部