栄養学部の学生が太山寺小学校で食育授業を行いました

Report 2022.01.20

さつまいもの料理の発表

1月19日、栄養学部で教職課程を履修している4年次生9人が、神戸市立太山寺小学校の2年生を対象に、さつまいもについて食育授業を行いました。

同小学校は、JA兵庫六甲伊川支店と伊川の野菜青年部の協力のもと、小学校前のファームガーデンで年間を通して農業体験を実施しています。

本年も子どもたちは5月に苗の定植を行い、10月には大きく成長しているさつまいもに興奮しながら収穫作業を行いました。今回の食育授業では「さつまいもはかせになろう!」というテーマのもと、収穫したさつまいもの栄養や料理について学んでもらいました。

はじめに学生は、さつまいもができるまでの様子を写真と絵を使いながら説明しました。子どもたちは定植と収穫のときのことを思い出しながら、話を聞いているようでした。

続いて学生は、「私たちが普段食べているのは、土のパワー(栄養)をたくさん吸い取って成長しているの根っこの部分なので、非常に多くの栄養が詰まっています。口から入った食べ物は胃、小腸、大腸を通っていき、吸収されなかった栄養は残りかすとして溜まってしまいます。その残りかすを取ってくれる食べ物の一つが、食物繊維を多く含むさつまいもです。」とさつまいもの効果を説明しました。
お腹の調子を整えるというさつまいものパワーを初めて知った子どもたちは興味深そうな様子で話に耳を傾けていました。

また、「さつまいもの料理を知っている人はいますか?」という質問に対しては「スイートポテト」「栗きんとん」「大学芋」など、多くの回答が返ってきました。そして家で作ってみたいさつまいも料理の絵を描いて発表してもらいました。

授業の終わりに子どもたちは、「さつまいもが体の中にある残りかすを取ると初めて知った」「今度、家でさつまいも料理を作りたい」などの感想を述べました。
一連の活動を通じて子どもたちの農業や食への興味関心を高めることができたのではないでしょうか。

  • さつまいもができるまでの説明

  • 食育授業の様子

  • 収穫の様子(10月)