防災女子と栄養学部生が、中央区役所と連携して親子防災料理教室をオンラインで実施しました

Report 2022.09.09

伊藤助教と参加した学生スタッフ

8月28日、栄養学部の伊藤智助教監修の下、現代社会学部社会防災学科に所属する女子学生で結成した防災女子と栄養学部生1人が「地域×防災女子 防災力アッププロジェクト『おうちで!親子防災料理教室』」(神戸市中央区役所共催)を若菜地区、雲中地区の住民を対象に開催しました。

この取り組みは、災害時の家庭での食糧備蓄の啓発とともに、子育て世代の地域防災事業への参加促進を図り、地域防災組織やその仕組みを知ってもらい、地域防災力の向上をはかることを目的に2017年よりスタート。今年度も昨年に続きオンラインでの開催となりました。

はじめに地域の防災福祉コミュニティの代表者が、自分が居住する地域の備蓄や防災対応について話しました。続いて伊藤助教が災害時の備蓄の重要性や、レシピを考案する際の留意点などについて説明。三色食品群を使って、家庭にある食料の調査を行ってもらい、その後、ローリングストック食材を活用したポリ袋調理について説明しました。

次に防災女子と栄養学部生が参加者とzoomのブレイクアウトルーム機能を使って、ローリングストック食材(協力:イオン株式会社 提供)と自宅にある食材を活用したレシピを考案し、実際に調理をしました。調理は各グループで参加者と学生が話し合いながら、衛生面を意識し、調理器具は災害時を想定して限られたものを使用して行いました。完成後、紙皿にきれいに盛り付けた料理をカメラに写しながら、自分たちが考えたレシピのポイントを発表。その後、良かったレシピに投票をして最優秀レシピ賞を決定しました。

子どもたちが考えたさまざまなレシピを前に、参加した和田玲李さん(栄養学科4年次生)は「レシピコンテストでは自分には無い発想の材料やレシピが多く、自分自身のこれからの活動のためにも良い刺激になりました」と感心した様子でした。

司会を担当した小山田遥さん(社会防災学科4年次生)は「今年も無事に親子防災料理教室が開催され、中央区の皆様にポリ袋調理の魅力をお伝えすることができて本当に良かったです。楽しそうに調理される参加者のお姿を見て、こちらも嬉しくなりました」と話しました。

ワークショップを通して、参加者の方々に防災に関する知識を深めていただく良い機会となりました。

  • 伊藤助教による講義

  • 参加者との集合写真