News 2024.06.12
6月3日、台湾から大享食育協會の黃嘉琳(チャリン・フアン)事務局長、朱曉萱(シャオ・シュエン・チュ) 研究員と国立 高雄科技大学の丁國桓(コウ・ファン・ティン)准教授、詹昊棠(ハオ・タン・ジャン)助教がポートアイランド第1キャンパスを訪問し、栄養学部の伊藤智講師と防災女子の安福瑞希さん、本田彩花さん(現代社会学部3年次生)が意見交換を行いました。
第19回食育推進全国大会に参加するため台湾より来日したメンバーは「日本の防災推進活動を学びたい」という思いから、SNSで防災女子の活動を知り、本学まで足を運んでくれました。また、この度の訪問は防災女子が取り組む活動に関することだけではなく、食育に関する視点も関わることから、中央区との連携で一緒に取り組んでいる栄養学部の伊藤講師もオンラインで参加しました。
まず始めに防災女子が、活動の軸として取り組んでいる災害時の食に関する啓発や、過去に考案した災害食アレンジレシピについて紹介し、続いて伊藤講師が、中央区 防災力アッププロジェクト「親子防災料理教室」での啓発ポイントを説明しました。
伊藤講師は「台湾では外食率が高いため常在食材が少なく、調理をする機会も少ない」との情報から、防災女子が「日本と台湾をオンラインでつないで、災害時の食に関するワークショップを開催できませんか」と提案していました。
また、「大学で防災を学びたいと思ったきっかけは何ですか」という質問に、本田さんは「中学生の頃から消防官になりたい思いがあり、社会防災学科を選びました。今は、防災女子以外にも学生消防団やシーガルレスキューなど複数の団体に所属し、学んだことを伝える活動に取り組んでいます」と答え、安福さんは「防災女子の活動を通じて“これなら家庭でもできる!”と感想をもらった時が、何よりも嬉しいです」と話しました。
伊藤講師は「それぞれの文化にあった備えや啓発の大切さを実感することができるいい機会をいただきました」と話しており、台湾のメンバーからは「学生たちがアクティブに活動されている姿に力をいただきました。これから台湾での防災教育推進を進めるにあたり、何かご一緒できると幸いです」と、今後につながる話があがりました。
意見交換の様子
オンラインで説明する伊藤講師
記念撮影を行いました
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