News 2020.11.18
第80回神戸学院大学土曜公開講座を11月14日にポートアイランド第1キャンパスで開催しました。
5回目となる今回は、栄養学部吉村征浩准教授による「みぢかな栄養素と健康」と題した講座で、砂糖と脂質を取り上げ、最近の知見について講義を行いました。
はじめに、砂糖の摂取について説明しました。砂糖にはブドウ糖と果糖があります。動物においては、ブドウ糖は循環エネルギー源として重要な役割を担っているため、必要不可欠です。ただ、果糖については、摂取しすぎると、高血糖症や心血管疾患、高血圧になるリスクが高まることが研究結果から明らかにされています。ジュースなどの身近な飲み物やアイスクリームにも果糖は多く含まれているため、過度な摂取は危険であると話しました。
次に、脂質について説明しました。脂質は悪者のように思われがちで、ダイエットをしている人は食事から「油」を排除してしまうことがよくあります。しかし、アメリカでの研究では、「油」をしっかり摂取したほうが、痩せることが分かっています。また、脂質摂取量が少なくなると、死亡リスクが高まることも報告されています。
先生は最後に、「医食同源という言葉の通り、みなさんの体は食べ物でできています。炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく食べて健康でいましょう。あぶらを減らさず、砂糖を減らしましょう」と締めくくりました。
受講生の方からは、分かりやすく大変参考になった、今後の生活に取り入れていきたいといった感想をいただ きました。
講座の様子
土曜公開講座(本学サイト)
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第70回臨床検査技師国家試験について
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神戸学院大学栄養学部