吉村准教授と井上助教が「第12回 神戸医療産業都市クラスター交流会」にて講演しました

News 2025.03.18

栄養学部の吉村征浩准教授と井上裕行助教が2月28日に開催した「第12回 神戸医療産業都市クラスター交流会」で登壇しました。

本交流会は、ポートアイランドに位置する企業、大学、研究機関、研究支援機関等との有機的な連携や研究者のコミュニティ形成、産業化の拠点を形成することを目的とし、企業の技術者や学術界の研究者が相互に情報交換できる場として本学が主催し、開催しています。

医療関連産業の集積を図るポートアイランドは、先端医療技術の研究開発拠点として、「神戸医療産業都市」として進化し続けています。本学では、2011年に「国立研究開発法人 理化学研究所」「神戸市立医療センター中央市民病院」と教育研究連携協定を締結。ポートアイランドにおける産学連携の一助となるべく、神戸医療産業都市の発展に寄与しています。

第12回となる今回は、南久則栄養学部長のあいさつから始まり、大学院 栄養学研究科長、食品薬品総合科学研究科長の竹橋正則教授のコーディネートのもと、企業講演には、エム・シーシー食品株式会社の水垣佳彦代表取締役社長ならびに鈴木薄荷株式会社の髙畑新一代表取締役社長を迎え、「栄養・食品・医療の融合~基礎研究から産業応用への展望~」をテーマに、次の演題で研究・事例紹介を行いました。

栄養学部 吉村征浩准教授
『短鎖中性脂肪トリアセチンによる即時型アレルギー反応抑制作用:新規治療法の基盤を築く基礎研究』
栄養学部 井上裕行助教
『2型糖尿病の病態(特に臓器連関)における組織由来エクソソームの役割について』
エム・シーシー食品株式会社 水垣佳彦代表取締役社長
『エム・シーシー食品の歩み(歴史・生産姿勢・協創事例)と、食品メーカーが栄養学に寄せる期待』
鈴木薄荷株式会社 髙畑新一代表取締役社長
『鈴木薄荷の天然メントール紹介・医療用途拡大への可能性』
各講演後の質疑応答の時間には、研究内容が具体的にどういった形で医療産業に応用されるのかなどの質問があり、産学の連携をさらに深める機会となりました。また、身体に良く美味しい商品を造るためにも、栄養学を取り入れていきたいなどの話があり、産学連携による新商品開発への期待が高まりました。

中村恵学長の挨拶で始まった最後の名刺交換会では、参加者と講演者が積極的に交流を図る姿が見られました。大学と企業をつなぐ機会となった今回の交流会は、盛況のうちに終了しました。

  • 吉村准教授の研究発表

  • 井上助教の研究発表

  • エム・シーシー食品の水垣代表取締役社長

  • 鈴木薄荷株式会社の髙畑代表取締役社長

  • 質疑応答を行う参加者