News 2024.04.23
日本不整脈心電学会主催の第9回心電図検定が昨年12月に実施され、栄養学部臨床検査学専攻の4年次生、柴田小羽さん、風音さん姉妹が見事3級に合格しました。3月1日付で合格証書が届きました。 同検定は心電図の判読能力を問うものです。レベル別に最難関の1級から4級まであり、医療関係者以外でも受験できます。以下は2人の合格体験記と感想です。
「心電図検定合格の喜びと抱負」 栄養学部 臨床検査学専攻4年 柴田小羽
私は心電図検定合格を目指し、約半年間かけてテキストや問題集を熟読しました。大学の授業内容よりも、より深い内容を習得する必要があったため、今の知識では答えにたどり着けないことが多くありました。そこで、和田晋一教授のご指導のもと、基礎から勉強し直し、確実に知識を定着させていきました。 今回の検定において、1番の壁となったのは、学内の授業・課題との両立でした。両者を達成するにはかなりの時間が必要になり、睡眠時間を削る日も多くあったため、疲弊するときがありました。しかし、勉強を進めるうちに、解ける問題が多くなり、不安が少しずつ自信に変わっていくのを実感し、たいへんうれしかったのを覚えています。 その努力の甲斐もあり、無事、心電図検定3級に合格することが出来ました。この経験を生かし、将来病院で就職した際には、心電図検定で得た知識を最大限活用できるよう、生理機能検査で活躍できたらと思います。
「心電図検定合格と成長」 栄養学部 臨床検査学専攻4年次生 柴田風音
私は何か新たな挑戦をしたいと思い、心電図検定を受けることにしました。 心電図検査の講義は終わっていましたが、もう一度基礎から勉強し直そうと思いました。そこで、参考書や問題集を何回も読みましたが、なかなか頭に入らず、不安で行き詰まることばかりでした。しかし、多くの先生方にご指導いただき、徐々に基礎が身についていきました。また、同じ検定を受ける仲間と切磋琢磨し、励まし合い勉強を続けました。 当日、受験会場に行くと、周囲の緊張からより一層不安が強くなり、100%の実力が発揮できるのか、不安になりました。しかし、時間がたつうちに、少しずつ落ち着きを取り戻し、問題が解けるようになり、そこでやっと努力が報われたと感じました。 合格発表で自分の番号を見つけた瞬間は、本当にやりがいと達成感を感じ、自分の継続力と忍耐力に誇りを持てるようになりました。この検定を通して、自分の長所をさらに成長させるいい経験になったと同時に、新たな挑戦の喜びを学びました。 この先私は就職活動・国家試験を控えており、この検定で得た経験を自分の自信につなげ、挑戦し続けたいです。
合格証書を手にする柴田小羽さん(右)、風音さん姉妹
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