太山寺小学校でサツマイモの収穫作業と食育授業を実施しました

News 2025.11.19

栄養学部で教職課程を履修している4年次生10人が、11月7日、神戸市立太山寺小学校の2年生の児童を対象にサツマイモの収穫作業とサツマイモに関する食育授業を行いました。

栄養学部は、地域へ「食」の大切さを伝える事業の一環として、例年、太山寺小学校でサツマイモの定植や収穫、食育授業を実施しています。これらのプログラムを通して、子どもたちに野菜を育てることの楽しさ、野菜に含まれる栄養、食べものに対する感謝の気持ちなどを伝えています。

サツマイモの収穫作業は小学生に加え、神戸市立太山寺幼稚園の園児も参加しました。5月に定植したサツマイモは昨年に続き豊作となりました。水やりや観察を続けてきた児童たちは大きく成長したサツマイモに歓声をあげながら、学生とともに収穫作業を行いました。

収穫作業終了後は家庭科室に移動し、食育授業を実施しました。今回の授業テーマは「さつまいもはかせになろう」です。まず、サツマイモを植える時期や収穫できる季節をクイズ形式で出題し、サツマイモを使った料理を児童に発表してもらいました。さらに、サツマイモは加熱することでかたさやにおいが変わることを説明し、実際に加熱前後のものを比較しました。また、調理実習の導入としてサツマイモには体の調子を整え、エネルギーになる働きがあることを紹介しました。

続いて調理実習ではスイートポテトときんとんの2品を作りました。茹でたサツマイモをマッシャーで潰し、それぞれ材料を加えて調理していきます。形を整える部分など、難しい作業は学生がサポートしながら調理しました。

児童からは「サツマイモのことをいっぱい知れてうれしかった」「スイートポテトときんとんを作って食べることができたからとても楽しかった」などの感想があがりました。

授業を担当した久保美月さんは、「自分たちで収穫したサツマイモを使って授業を行うことで、子どもたちが喜んでくれたのが嬉しかった。収穫の時は子どもたちが『大きい!すごい!』と反応してくれたことが印象的でした」と語り、堤本一実さんは、「授業では子どもたちが進んで手をあげたり発言をしてくれたので、こちらもスムーズに進行することができました。時間配分が課題でしたが無事に終えることができ安心しました」と述べました。

  • サツマイモの収穫作業

  • 食育授業を行う学生

  • 調理実習

  • 参加した学生